透析療法に入る腎臓病の種類とその割合

人工透析イメージ画像

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末期腎不全から透析療法に入る腎臓病ランキング上位1位〜5位

身体的や精神的にも負担が大きい、透析療法に入る腎臓病の種類を記載しています。予備群の方は注意しましょう。

第一位 糖尿病性腎症 44.2%
透析療法に入っている方の中で、原因別に44.2%と圧倒的に多いのが、糖尿病性腎症です。糖尿病性腎症とは、分かりやすく説明すると糖尿病によって、腎臓が弱ってしまう病気のことです。予防としては、糖尿病にならないように、食事をしっかりコントロールすること、適度な運動、規則正しい生活を送ることなどがあげられます。
関連>>糖尿性腎症予防のチェックリスト


第二位 慢性糸球体腎炎 20.4%
腎臓の病気別で透析療法に入る第2位が慢性糸球体腎炎です。慢性糸球体腎炎とは、糸球体に炎症が起こる腎臓病の総称となります。急性糸球体腎炎が1年以上続く場合や、蛋白尿や血尿等の尿の異常が長期間続く場合も慢性糸球体腎炎と診断されます。 食事療法としては、タンパク質や塩分を制限すること、薬物療法などで治療していきます。


第三位 腎硬化症 11.7%
第3位は腎硬化症です。腎硬化症とは、長期間高血圧が続き、身体全体の動脈硬化が起こって、腎臓の中の血管にも動脈硬化が認められる状態のことです。主な治療としては、血圧をコントロールするような生活習慣の改善、高圧薬によって治します。


第四位 多発性嚢胞腎 2.5%
多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)とは、遺伝性の病気で腎臓の中に多くの嚢胞(のうほう)ができて、その嚢胞が原因で腎臓の働くが弱くなってしまう病気のことです。ちなみに嚢胞というのは、身体にできる球状の袋のことです。袋の中には、液体成分が溜まっています。薬物療法、食事療法、適度な運動が治療となります。


第五位 急速進行性糸球体腎炎 1.3%
急速進行性糸球体腎炎とは、腎臓の糸球体に強い炎症が起き、数日から数週間のうちに腎機能が急速に低下して腎不全になる病気のことです。65才〜70才の高年齢に多く、根本的な原因が分かっていません。おそらく抵抗力(自己免疫)が低くなることが原因で引きおこると考えられています。


■6位以下について列挙
6位:悪性高血圧 0.8%
7:SLE腎炎(ループス腎炎) 0.7%
8:慢性腎盂腎炎 0.7%
9:移植後再導入 0.6%
10:その他 16.6%

予備群の方は、腎臓病にならないように気を付けましょう。また、最も多い糖尿病性腎症が不安な方は、チェックリストで心当たりがないか調べてみましょう。 >>糖尿病性腎症チェックリスト






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