世界の腎臓病患者が増えている
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もくじ
世界の腎臓病患者が増えている
1990年代と比較し、2020年の近年では、世界で慢性腎臓病はおよそ30%〜40%程度増大していることが分かっています。また末期腎不全についても加速度的に増えています。世界の腎臓病の有病者数は8億5,000万人に上り、成人のおよそ10人に1人 実に10%程度の方が何らかの腎臓病にかかっています。
2017年の調査では世界の推定CKD症例数は6億9,750万例(95%UI:6億4,920万〜7億5,200万)で、全世界の有病率は9.1%(95%UI:8.5〜9.8)。
その3分の1は、中国(1億3,230万例、95%UI:1億2,180万〜1億4,370万)とインド(1億1,510万例、1億680万〜1億2,410万)で占められていた。また、バングラデシュ、ブラジル、インドネシア、日本、メキシコ、ナイジェリア、パキスタン、ロシア、米国、ベトナム各国のCKD症例数がいずれも1,000万例超だった。195ヵ国のうち79ヵ国において2017年のGBDにおけるCKDの有病症例が100万例超だった。
世界腎臓病患者数ランキング 1位と2位
2017年の調査では世界の推定CKD症例数は6億9,750万例でした。その中で国別で腎臓病患者数をランキングにしてみました。・1位 中国 1億3,230万例
・2位 インド 1億1,510万例
・3位 おおよそ横並びで各約1,000万例 日本、バングラデシュ、ブラジル、インドネシア、メキシコ、ナイジェリア、パキスタン、ロシア、米国、ベトナム各国
世界の腎臓病増加の背景
当サイト独自の考察では、大きく2つだと思います。1、過去と比較し、世界的な肥満率の増加
2、過去と比較し一定の貧困から脱出し、腎臓関連の医療を受けれる人間が増えてきた。
要は太った人が増え、同時に腎臓の医療が受けれる経済的余力のある人間が増えてきたことが 腎臓病が増えている原因と思われます。
1については肥満と腎臓病は密接な関係がありますので、世界的に肥満率が増えれば、確率的に腎臓病も発症数が増えます。
2については、40年間の推移で極貧状況で生活する人の数が徐々に減少していることから、「腎臓病治療が受けれる経済状況状況になった人」も 以前と比べて年々徐々に増えていることが推察されます。
つまり、これまでは腎臓病の治療を受ける前に亡くなっていた方が、しっかり腎臓病診断を受けることが 出来ているといえると思います。また、経済的な部分で言うと、より豊かな人は平均寿命も伸びやすく、年を取ると腎臓は弱りやすくなる側面もあると思われます
参考データ:
THE WORLD BANK
一言で言うと、世界の一人ひとりの経済力増加・肥満率の増加が強く 腎臓病が増えていることの一員と考えられます。
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