腎臓病に使う治療薬
スポンサーリンク
腎臓病に使う治療薬は主に三種類
腎臓病の治療に、どういった治療薬を使うのか、主な治療薬の名前をまとめているページとなります。大きく三つの症状・病気に対して治療薬を分けることができます。
腎臓病の原因改善、腎臓の働きが低下して起こるバランス障害の改善、腎臓の働きが悪化しないようにする、の三つです。
それぞれご参考ください。
1,腎臓病の原因を改善するための薬
2,腎臓の障害により崩れるバランス改善する薬
3,腎臓の働きを悪化させないために使う薬
1,腎臓病の原因を改善するための薬
例えば、腎臓病の原因となっている免疫システムを改善するために使用する副腎皮質ステロイドや、免疫抑制薬などが挙げられます。
・慢性糸球体腎炎(急速進行性腎炎、膜性腎症、lgA腎症)やネフローゼ症候群に対して使用
どういう薬か | 薬の名前 |
---|---|
副腎皮質ステロイド剤 | ベタメサゾン(リンデロン)、デキサメサゾン(デカドロン)、メチルプレドニゾロン(メドロール)、プレドニゾロン(プレドニン) |
抗血小板薬 | アスピリン(バイアスピリン)、ジピリダモール(ペルサンチン)、塩酸ジラゼブ(コメリアン) |
免疫抑制剤薬 | シクロスポリン(ネオーラル)、タクロリムス(プログラフ)、ミゾリビン(ブレデイニン)、シクロフォスファミド(エンドキサン) |
腎臓の糸球体への負荷軽減薬 | レニン・アンジオテンシン系を抑制する薬 |
・高血圧、悪性高血圧による腎臓の病気に対し、高血圧を治療する薬
どういう薬か | 薬の名前 |
---|---|
レニン・アンジオテンシン系を抑制する薬 | ACE阻害薬、ARB |
カルシウム拮抗薬 | シルニジピン(アテラック)、ニフェジピン(アダラート)、塩酸ニカルジピン(ペルジピン)、アムロジピン(アムロジン、ノルバスク) |
利尿剤 | フロセミド(ラシックス)、トリクロルメチアジド(フルイトラン)、スピロノラクトン(アルダクトンA) |
αβ遮断薬 | カルベジロール(アーチスト)、カロチノロール塩酸塩(アロチノロール) |
α遮断薬 | プラゾシン(ミニプレス)、ドキサゾシン(カルデナリン) |
・細菌感染
どういう薬か | 薬の名前 |
---|---|
細菌感染を防ぐ | 抗菌薬 |
2,腎臓の障害により崩れるバランス改善する薬
どういう薬か | 薬の名前 |
---|---|
むくみの改善 | 利尿薬:フロセミド(ラシックス)、スピロノラクトン(アルダクトンA)、トリクロルメチアジド(フルイトラン) |
アシドーシスの改善 | 炭酸水素ナトリウム(重曹) |
高カリウム血症の改善 | ポリスルホン酸カルシウム(カリメート、アーガメイト) |
高リン血症の改善 | 沈降炭酸カルシウム(カルタン、炭カル)、塩酸セベラマー(レナジェル) |
副甲状腺機能亢進症の改善 | 活性型ビタミンD製剤:アルファカルシドール(ワンアルファ)、カルシトリオール(ロカルトロール) |
低カルシウム血症の改善 | 活性型ビタミンD製剤:アルファカルシドール(ワンアルファ)、カルシトリオール(ロカルトロール) |
尿毒症毒素の改善 | 球形吸着炭(クレメジン) |
高尿酸血症の改善 | 尿酸生成を抑える【フェブキソスタット(フェブリク)、アロプリノール(ザイロリック、アロシトール)】 尿中に尿酸排泄を促進【ベンズブロマロン(ユリノーム)】 |
腎性貧血 | 赤血球造血刺激因子製剤(エポジン、エスポー、ネスプ、ミルセラ) |
3、腎臓の働きを悪化させないために使う薬
どういう薬か | 薬の名前 |
---|---|
脂質異常症の治療 | プラバスタチン(メバロチン)、ピスバスタチン(リバロ)、アトルバスタチン(リピトール)、ベザフイブラート(ベザトール)、エゼチミブ(ゼチーア) |
スポンサーリンク
>>腎臓に良い食べ物と食習慣サイトトップ
>>もっと腎臓病について調べるサイトマップ