腎臓に良い飲み物-カリウムとリンの含有量ランキング-

腎臓に良い食べ物・食習慣


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腎臓に良い飲み物-カリウムとリンの含有量ランキング-

腎臓が弱っている時に気になる栄養素、カリウムとリンの飲み物中の含有量を調べてランキング形式にしました。

・カリウム含有量が少ない順にソート(並びを)整理しています。

・ソフトドリンクやお酒についても、一緒にランキングしています。
※スマートフォンやタブレット等の小さい画面の場合、表のある箇所に触れて、指先を左右にスライド(スワイプ)させてご覧ください。
食品名 カリウム(mg) リン(mg)
0 0
サイダー(三ツ矢サイダー) 1 1
コーラ(ペプシコーラ)  1 20
ウイスキー 1 1
ブランデー 1 1
焼酎 1 1
ウォッカ 1 1
ジン 1 1
日本酒 5 9
麦茶 6 1
玄米茶 7 1
甘酒 10 25
ウーロン茶 13 1
紅茶 16 3
せん茶 18 1
番茶 21 1
かまいり茶 22 1
ほうじ茶 24 2
ビール 34 15
コーヒー    55 4
豆乳飲料 60 24
白ワイン 60 12
抹茶(100ml 当たり粉末 2.5g) 68 9
コーヒー飲料 70 23
粉末清涼飲料 80 55
ミルクココア(100ml 当たり粉末 13g) 95 31
赤ワイン 110 13
飲むヨーグルト 130 80
牛乳 150 93
オレンジジュース 190 15
トマトジュース 260 18
玉露 340 30
昆布茶(粉) 760 35
・カロリー(熱量)については省略していますので、リンとカリウムの含有量だけで判断しないようにお願いします。特にお酒は、蒸留酒(ウィスキーやウォッカ、焼酎)はカリウムとリンの含有量は少な目ではありますが、総じてカロリーが高い傾向がありますので、注意です。カリウムの含有量でいうと、ビールと比較すると蒸留酒のほうが含有量は少な目です。

・腎臓病にはほうじ茶が良いと記載されているサイトもありますが、色々調べたのですが、カリウムとリンの量からすると特にそれほどおすすめというわけではありませんでした。

・野菜ジュース系、フルーツジュース系、玉露、ワインはカリウム含有量が高い傾向がありますので、注意が必要な飲み物です。

・水はリンとカリウムはほとんど含まれていません。ミネラルウォーターに関しても同様で、若干採水地によって左右はされますがリンとカリウムの含有量は微量(100mlあたり1gあるかないかぐらい)です。

・意外にサイダーやコーラはカリウムやリンの含有量は少な目ですが、カロリーは多いので腎臓病の方は良くコントロールして飲む必要があります。

腎臓病とお酒

日本酒のイメージ 慢性腎臓病の方にとって、お酒やアルコールは100%絶対に飲むな、という飲み物ではありません。

ただし、当然ではありますが飲み過ぎ・多量飲酒には注意が必要です。
アルコールには食欲が増進される効果があり、つい塩分やたんぱく質が豊富な食べ物(おつまみ)を食べ過ぎてしまうということが考えられます。

おつまみのイメージ (お酒は食欲増進され、つい、おつまみなど取り過ぎてしまう。そもそも脳で欲求を抑制する機能がアルコールで弱くなることも原因)

お酒の適量の目安は腎臓病の進行や制限されるカリウムやリンによって異なりますが、おおよその目安として純粋なアルコール量に換算して20g程度を目安とすると良いでしょう。日本酒なら約1合180ml、ワインならグラス2杯程度、ビールなら500ml、焼酎なら半合90mlぐらいに抑えておきましょう。

【お酒を飲まないほうが良い場合】
お酒をのんではいけない、または飲み方に気を付けたほうが良いパターンや場合もあります。
例えば、腎臓病だけでなく肝臓に病気がある方はお酒は禁止です。高血圧を持っている・糖尿病腎症の方もお酒の飲み方に注意する必要があります。

糖尿病の方は、お酒を飲み過ぎると、血糖値の管理が乱れるリスクがあります。食べ物から摂った中性脂肪の分解が遅くなることによって脂肪肝が進みます。それにより、食べた後の血糖値が上がりやすくなる危険性があります。

さらに、アルコールは低血糖のきっかけを作ってしまう可能性があります。腎機能の弱り具合によっては禁酒が必要なケースがありますので、不安な場合は、必ず専門医に相談をするようにしましょう。

【透析の場合、お酒を飲んで良いかどうか】
透析を受けているぐらい進行している腎臓病の場合は、特に注意が必要ですので、同様に主治医など相談するようにしましょう。仮に透析を受けている方でおお酒を飲んで良い場合でも、好きなだけアルコールを摂って良いわけではありませんのでカリウムやリンなどの栄養素に気を付けましょう。

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