クレアチニンの検査 腎臓イメージ

クレアチニン(Cr)の検査

健康診断の血液検査でも、検査項目に良くある「クレアチニン」(血清クレアチニン Cr)という値は、腎臓病診断にとても大切な項目です。クレアチニンの値が基準値より高い方は腎臓が弱っていたり、腎臓病の疑いがあります。

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クレアチニン検査

まずクレアチニンというのは、簡単にいうと筋肉で作られる老廃物のことです。

血液によって運ばれるクレアチニン(老廃物)は通常、腎臓で濾過して、おしっこ(尿)の中に排出されます。ただ、腎臓の異常や病気等で、腎臓の糸球体(毛細血管の集まり)の機能が弱まると、おしっこの中にクレアチニンが排出されにくくなっていきます。

排出されにくくなったクレアチニンは、当然 血液中にとどまりやすくなります。その結果、血液中のクレアチニンが基準値より高くなるのです。

会社などの定期的な健康診断の血液検査項目でも、「腎機能・電解質関係」として検査されていることが多い項目です。腎臓が心配な方は前回の健康診断結果を見てみましょう。

「Cr」の項目で 0.85r/dl など数字の値が記載されていれば、健康診断でクレアチニン検査があったということです。

参考)自分の血清クレアチニン値の数値と年齢を入力すれば、簡単に腎機能チェックができるサイトもあります。外部サイト 腎機能の健康チェック(腎機能測定ツール 一般社団法人 日本腎臓学会)

クレアチニン 基準値


【男性の正常基準値】
男性の場合の正常な基準値は、0.6〜約1.1(mg/dl)です。

・男性年齢別の詳細
20歳〜35歳代までの正常基準値→0.6以下〜約0.8程度までが目安(mg/dl)
40歳〜55歳代までの正常基準値→0.6以下〜約0.7程度までが目安(mg/dl)
60歳〜85歳までの正常基準値→0.6以下が目安(mg/dl)

【女性の正常基準値】
女性の場合の正常な基準値は、0.4〜約0.8(mg/dl)

・女性年齢別の詳細
20歳〜35歳代までの正常基準値→0.4以下〜約0.6程度までが目安(mg/dl)
40歳〜70歳代までの正常基準値→0.4以下〜約0.5程度までが目安(mg/dl)
75歳〜85歳までの正常基準値→0.4以下が目安(mg/dl)

注意点としては、クレアチニンが上記の基準値より高い場合、腎臓の働きはすでに半分以下の機能まで低下している可能性があることです。

これは、クレアチニン値の異常が、腎臓の働きがおおよそ50%以下程度まで落ちた場合にはじめて出るからです。

腎臓病を「早期発見したい」という点では、イマイチな検査方法と言えます。

腎臓病が初期段階かどうかを検査するためには、精密検査が必要。より細かく調べる必要があります。
その精密な検査の一つが、クレアチニンクリアランス(Ccr)です。


クレアチニンクリアランス(Ccr)

クレアチニンのクリアランスとは、直訳すると「クレアチニンを一層する」という意味です。

腎臓が1分間にどれほどの量の血液から、老廃物(クレアチニン)を排除しているかを調べます。

24時間ほどの蓄尿検査と採血で、比較的簡単に実施することができます。


クレアチニンクリアランスの正常基準値

男性の基準値は90〜120ml/分
女性の基準値は80〜110ml/分
範囲 検査数値(ml) 老齢検査数値(ml)
腎機能正常基準値(ステージG1) 90〜120 80〜110
軽度の腎機能障害(ステージG1〜G3a目安) 60〜89 55〜79
中度の腎機能障害(ステージG3a〜G3b目安) 30〜59 30〜54
高度の腎機能障害(ステージG3b〜G5目安) 30以下 30以下
※クレアチニンクリアランス推算式(Cockcroft-Gaultの式)
男性:(140-年齢)×体重/(72×血清クレアチニン値)  女性:0.85×(140-年齢)×体重/(72×血清クレアチニン値)

どこでクレアチニンクリアランス(Ccr)の検査が出来るの?

総合病院の腎臓内科で検査を受けることができます。

腎臓を集中的に検査したいなら、やはり腎臓専門医がいる病院で精密検査を受けるのが一番です。

職場とかの健康診断で大丈夫じゃないの?と思っている方もいるかもしれません。
ただ、会社の健康診断程度だと、クレアチニン(Cr)検査くらいしか、やらないことがほとんどです。

しかもたくさんの人間が一気に検査する流れ作業のような形なので、不正確な可能性さえあります。

心当たりがあるとか、腎臓が心配であれば、取り返しのつかないことになる前にしっかり検査しておきましょう!

クレアチニンを下げる方法
腎臓病のステージ別まとめ表


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